Fate国志(三国志知らないと多分訳分かりません)

「思ったんだけどさ。俺、何だって遠坂のこと諸葛凛なんて言ったんだろうな」
「う……衛宮くん、思い出したくない出来事周辺を掘り返すのは悪いとは思わないの?」
「でもな遠坂。あの出来事をは他でもない遠坂が起因だからな。まぁ、話はそれじゃないんだよ」
「さぁ、あらかたわたしが至高の軍師に見えたからじゃない?」
「確かに似てるな、遠坂と諸葛孔明。肝心な所(街亭)でポカするとことかそっくりだ」
「じゃあ士郎は劉禅ってところかしら。それなら趙雲子龍がセイバーで丁度いいでしょ」
「暗にへっぽこって言ってるよな、それ……まぁ今はいい。じゃあ桜はどうだろう?」
「桜……そうね、司馬仲達? ううん、それは柳洞くんよね。逆だけど諸葛謹が一番近いかな」
「そっか、じゃあライダーは? あ、藤ねぇは張飛で」
「じゃあライダーは……周泰とかどうかしら。ぴったりだと思うけど」
「そうだな、忠義に厚いし主を守るって意味では最高だ。じゃあアーチャーは? 黄忠かと思うんだけど――」
「あいつは魏延よ」
魏延? そりゃなんでまた」
「うふふふふふふ、本編でわたしにしたことの恨みよ恨み! まだ借りは返してもらってないし、そもそもあいつの皮肉気な顔は反骨そのものじゃないのよっ!」
「あー、まぁ演義じゃああいうふうだけど、孔明魏延を頼りにしてることもあるし……妥当かな」
「にしても急にそんなこと思ったのよ?」
「いや、前に蒔寺が氷室を我が孔明って言ってたのを思い出してな」
「――ふぅん、聞き捨てなら無いわね」
「お、おい遠坂?」
「今度氷室さんとも白黒つけなくちゃいけないかも、まぁ手荒にはしたくないなー」
「……加減はしてやれ」

 終